香川照之 “盟友”西島秀俊へメッセージ「聞いていますか?これからも僕たち頑張っていきましょうね」

[ 2022年1月14日 09:41 ]

香川照之
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 俳優の香川照之(56)が14日、金曜司会を務めるTBSの情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20~8・00)に出演。快挙が続く、俳優の西島秀俊(50)にカメラを通じてメッセージを送った。

 番組途中、「さて、今日は1人の男の話をさせてください」と切り出した香川。「その俳優と私は、もう27年来の付き合いになります。1995年、私たちは当時、同じ芸能事務所に所属して、互いにまったく違うタイプの俳優でありながらも、しのぎを削って研さんを積んでおりました。やがてその後、私たちはその事務所を離れて、別々の道を歩み出します。以降、その俳優はすべてを手に入れました。俳優としての階段を着実に上っていきました」と語りかけた。

 さらに「しかし、ただひとつ彼が手に入れられなかったもの。それが今、怒とうのように彼の下に押し寄せています」と香川。「日本映画としては62年ぶりとなるゴールデングローブ賞の受賞。アジア人初の全米映画批評家協会主演男優賞受賞。さらにはボストン映画批評家協会の主演男優賞も受賞。この後、アカデミー賞、日本アカデミー賞も控えています。数々の受賞、本当におめでとうございます」と西島の快挙を称えた。そして、「西島秀俊さん、聞いていますか?これからも僕たち頑張っていきましょうね」と西島に呼びかけた。

 西島は主演映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)で第42回ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞。同作品は、作品賞、脚本賞、監督賞も獲得した。さらに第56回全米批評家協会賞でも主演男優賞を獲得。同作品は、作品賞、監督賞、脚本賞もあわせて4冠いに輝いた。日本単独製作の作品賞は黒澤明監督の「乱」(85年)以来、主演男優賞はアジア人初の快挙となった

 また、米アカデミー賞の前哨戦として知られる第79回ゴールデン・グローブ賞では、非英語映画賞(旧外国語映画賞)を受賞。日本映画では1960年の「鍵」(市川崑監督)以来、62年ぶりの快挙となった。昨年のカンヌ映画祭の脚本賞から始まった受賞ラッシュは、これで「42」に達した。

 アカデミー賞では国際長編映画賞の対象作品15本に入っており、昨年11月から米国でも公開され作品賞のノミネート条件も満たしている。ノミネート発表は2月8日。「おくりびと」以来、13年ぶりの国際長編映画賞、日本映画初の作品賞に向け視界は開けた。

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