古市憲寿氏 森友決済文書改ざん、突然の裁判終結に「裁判以外でも解明方法あると思う。なんとか探れたら」

[ 2021年12月16日 09:10 ]

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 社会学者の古市憲寿氏(36)が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを巡り、自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻、雅子さんが起こした訴訟で、国が突然、損害賠償責任を受け入れたことに言及した。

 鈴木俊一財務相は決定までの詳しい経緯の説明を避けたが、世論の批判を浴び、政府内で触れることは「タブー」(財務省幹部)の問題を早期に終結させたいという岸田政権の思惑が透ける。「真相が解明されない」との指摘が出ているが、鈴木財務相は「丁寧な対応に努めてきた」と説明した。一方、雅子さんは大阪市内で開いた記者会見で「ふざけるなと思いました。夫は国に殺されて、また何度となく殺されてきましたけど、今日もまたうちのめされてしまいました」「真実を知りたいと訴えてきたが、こんな形で終わってしまい、悔しくて仕方がない」と話した。

 古市氏は「赤木さん側からしたらお金じゃなくて、やっぱり真相解明をしてほしかったわけじゃないですか。だからそれをお金払うからもう裁判打ち切りねっていうのは納得できないのは当然。裁判以外でも真相解明の方法はたくさんあると思うので、そういう方法を使って、なんとか納得できる形で答えみたいなものが探れたらいいなと思いますよね」と自身の考えを述べ、「いろんな政治スキャンダルも週刊誌だったり、いわゆるジャーナリズムの世界で情報を発掘して、それが事件化するってことも多かったわけですから、やっぱりいろんな力、方法を使って探るってことができるんじゃないですかね」と話した。

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2021年12月16日のニュース