桂文枝 笑福亭仁鶴さん急逝に沈痛「動転致しております」「全く突然の悲報で私自身心の整理もつきません」

[ 2021年8月20日 19:08 ]

桂文枝
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 上方落語の重鎮で、テレビの司会でも活躍した笑福亭仁鶴(しょうふくてい・にかく、本名・岡本武士=おかもと・たけし)さんが17日、骨髄異形成症候群のため大阪府内の自宅で死去した。84歳。大阪市出身。20日、吉本興業が発表した。六代桂文枝(78)は「突然の急逝の報に接し大変驚いて、動転致しております。全く突然の悲報で私自身心の整理もつきません」と追悼コメントを発表。沈痛な様子をうかがわせた。

 1960年代の落語ブームに乗り、月亭可朝さんや仁鶴さんとともに吉本の顔として花月劇場チェーンへの出演を重ねた文枝。仁鶴さんは30年以上にわたって司会を務めたNHK「バラエティー生活笑百科」など、テレビの世界でも活躍。文枝も長年、テレビ朝日「新婚さんいらっしゃい!」の司会。学生の頃から親しくし、テレビ共演や映画共演など、思い出は尽きない。

 文枝は「私が学生の頃から親しくしていただき、吉本興業に入ってからも色々とご指導いただきました。テレビ番組もたくさんご一緒させていただきました。映画『男三匹やったるでぇ!』(1970年公開)で共演をさせていただき、思い出はつきません」と振り返り「心よりご冥福をお祈りするとともに、ご生前のご厚情に心より感謝致します。どうか、どうか、安らかにお眠りくださいませ。本当にお世話になりました。ありがとうございました。いまはそれしか言葉が見つかりません」と絞り出し、故人をしのんだ。

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