NHK「生活笑百科」仁鶴さん追悼 今後も名台詞継続か「検討」“まぁ~るくおさめまっせ~”

[ 2021年8月20日 20:55 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん
Photo By スポニチ

 上方落語の重鎮で、テレビの司会でも活躍した笑福亭仁鶴(しょうふくてい・にかく、本名・岡本武士=おかもと・たけし)さんが17日、骨髄異形成症候群のため大阪府内の自宅で死去した。84歳。大阪市出身。20日、吉本興業が発表した。仁鶴さんが30年以上にわたって司会を務めたNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜後0・15)を制作する大阪拠点放送局は同日夜、追悼コメントを発表した。現在もオープニングに流れている仁鶴さんの声による名台詞(タイトルコール)「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせ~」を今後も継続するかについては、パラリンピック中継のため2週休止となる間に「検討します」と明かした。明日21日は予定通り放送。番組冒頭にテロップを入れ、哀悼の意を表する。

 1985年4月にスタートした法律バラエティー番組。初代司会(相談室長)の西川きよし(74)からバトンを受けた仁鶴さんは86年3月29日放送分から登場。「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせ~」のフレーズもおなじみになった。

 毎回欠かさず出演を重ねたが、高齢による体力の衰えもあり、2017年5月に収録を初欠席。7月にいったん復帰したものの、8月から療養のため休演。以降は桂南光(69)が代役を務めているが、終身名誉相談室長として仁鶴さんの声による「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせぇ~」がタイトルコールとして冒頭に使われている。

 NHK大阪放送局の追悼コメントは以下の通り。

 笑福亭仁鶴さんのご逝去にあたり、心より哀悼の意を表します。

 仁鶴さんには1986年から長きにわたり、NHK大阪拠点放送局制作の「バラエティー生活笑百科」の「相談室長」として司会を務めていただきました。「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせー」のフレーズとともに、難しい法律の問題を笑いとともにやさしく解決するというコンセプトのもと、スタジオでは幅広いジャンルの出演者をとりまとめ、常に温かい雰囲気で進行していただきました。視聴者の皆さまに広く長く愛される番組を支えていただいた多大なる功績に感謝するとともに敬意を表します。

 NHK大阪拠点放送局 バラエティー生活笑百科制作スタッフ一同

続きを表示

2021年8月20日のニュース