脳内出血 高血圧や肥満が原因で最多 40~50代で発症も

[ 2021年8月20日 05:30 ]

医師でタレントの西川史子
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 女医でタレントの西川史子(50)が、17日に右脳内出血のため都内自宅マンションから緊急搬送され、手術を受けたことが19日、分かった。

 脳神経外科医の菅原道仁氏(赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック東京脳ドック理事長)によると、脳出血の原因で最も多いのは、高血圧や肥満などに起因したものという。ほかに、先天的に脳の血管に奇形があり破れやすい場合がある。年代としては「動脈硬化の進んだ60~70代が多いが、40~50代でも珍しくはない」という。一般的に高血圧性の出血で範囲が小さい場合は手術せずに「自然に血液が吸収されるのを待つ」という。手術は、出血範囲が広いか、脳の血管に破れやすい場所がある場合になる。

 後遺症としては、右脳の場合は左半身、左脳は右半身にしびれなどが出ることがある。言語をつかさどる機能は左脳にある人がほとんどのため「右脳で言語障害はほぼ出ない」という。予防については「肥満や高血圧、コレステロール値改善、禁煙など生活習慣を改めることが一番。さらに血管の奇形がないか脳ドックを受けておくこと」と勧めた。

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2021年8月20日のニュース