おおたわ史絵氏 日航機墜落事故から36年 友人を亡くし「最初は何が起きたのか…」

[ 2021年8月12日 17:10 ]

 内科医で作家のおおたわ史絵氏(56)が12日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。1985年の日航ジャンボ機墜落事故について語った。

 乗客乗員520人が犠牲となった墜落事故から12日で36年。番組では事故で夫を亡くし、現在は事故後に家族が悲しみから立ち直っていく様子を絵本にし、国内外に向けて事故のことや「何気ない日常の大切さ」を後世に伝えるために活動する、谷口眞知子さんについて紹介した。

 MCでフリーアナウンサーの宮根誠司(58)から、「おおたわさんもこの日航機の事故には特別な思いがお有りだと…」と問われると、「当時私まだ学生だったんですけども、同級生がこれに乗っていていて亡くなっているんですね」と告白。「夜のニュース速報で乗客名簿の名前が発表になったときに、彼女の名前があって最初は何が起きたのか分からなくて。でも時間が経つごとに被害に遭ったんだということがはっきりしてきて、ただ当時はまだどんな事故かもはっきり分からなかった状況なのでしばらくして彼女の実家まで行ったんですが、その時にご両親にお会いしたときに私がまだ幼すぎてご両親の心情をおもいはかることができなくて何の声もかけられなかったことが今でもすごく悔やまれていて…」と話した。

 さらに、「どれほど辛かったんだろうなってことを時間を経つほどに感じるんですね。だから谷口さんのこの活動は本当に素晴らしいことだと思うし、なかなかできることではないと思います」と述べた。

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2021年8月12日のニュース