新体操「フェアリージャパン」8位入賞に美容コーチ・中岡さん、奮闘称え「一緒にまた頑張りたい」

[ 2021年8月9日 05:30 ]

新体操団体総合決勝で演技する日本代表(ロイター)

 東京五輪・新体操団体総合決勝が8日に行われ、日本代表「フェアリージャパン」は8位入賞となった。国内大手化粧品メーカー「POLA(ポーラ)」がチームのメークをサポート。ポーラの「美容コーチ」の一員である中岡弘喜さんは「ひとりひとりの頑張りもありましたし、彼女たちの後ろには残りの5人のメンバーもいる。その10人にお疲れ様でしたと伝えたい」とねぎらった。

 ポーラは2007年8月から代表のオフィシャルサポーターとして「美容コーチ」に就任。その年の演技や衣装に合わせたメークを提案し、選手にメーク指導もしている。今季のメークのテーマは「光と影」。挫折やけが、新型コロナウイルスによる活動の制限があったことで、選手の演技の輝きがより際立つという思いを込めた。

 選手からの要望もメークには取り入れられている。「キラキラしたアイテムを取り入れたい!」との願いに「金色(コンジキ)ラメライナー」を目頭と目尻にポイントとした。口紅は日本の赤をイメージした明るい色を使用した。

 美容コーチは社内数人のチーム編成で、全員が美容に携わってきたよりすぐりのエキスパート。中岡さんは2019年に加入し、選手の成長を見守ってきた。

 決勝は他の「美容コーチ」とともにオンラインで観戦した。最初の種目・ボールの際は「とにかくミスせずフープにつないで欲しくてハラハラして見ていたので、終わった瞬間ほっとした」。続くフープ・クラブでは「乱れだした瞬間からいろんな思いがこみ上げてきました。メダルを何とか取って欲しいと思って見ていたが、途中からそれ以上に頑張っているなと思いました」と振り返った。

 10月には世界新体操選手権が控えている。「また挽回するチャンスがある。そこに向けて一緒にまた頑張りたい」とさらなるサポートを誓った。

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