吉村界人 ネトフリ「九条の大罪」で注目 樹木希林さん“最後の愛弟子”は心の弱い部分の表現で高評価

[ 2026年5月5日 05:30 ]

ポーズを決める吉村界人
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 樹木希林さんの“最後の愛弟子”と呼ばれる俳優の吉村界人(33)が注目を集めている。配信中のネットフリックスドラマ「九条の大罪」で、町田啓太(35)演じる半グレの舎弟を演じ、「ハマり役!」との声が続出。本紙の取材に「一生懸命演技をして、いろんな評価をいただけるのがうれしい」と表情をほころばせた。

 「次世代のバイプレーヤー」の呼び声高い吉村。切なさや暗さといった人間の心の弱い部分の表現が高く評価され、ドラマ関係者は「現場で監督と話し合いを重ねながら役柄を作りあげ、作品に沿う自然な人物像を演じている」と話す。

 松田優作さんに憧れ2013年、妻の松田美由紀(64)が社長を務める事務所「オフィス作」にオーディションを経て所属。18年には出演した4作の映画が評価され、吉沢亮(32)とともに第10回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞するなど高い評価を受けた。「怖いもの知らずで調子乗って地に足が着いていない状態でした。オファーに“やりたくない”ってごねていた。27歳のころには積み上げてきたものを失ってましたね」。

 仕事が減る中、18年公開の映画「モリのいる場所」で樹木希林さんとの共演が大きな転機となった。2人きりの撮影が多く、会話はプライベートな話題に及ぶことも。アドリブで失敗しても笑って励ましてくれた。「大きな存在でした。周りにとらわれずに我が道を一歩ずつ進む姿は学びになりましたし“そのままでいいよ”って言葉は凄く胸に残っています」。周囲から「最後の愛弟子」と呼ばれ、謙遜しながらも「もし樹木さんが今の僕を見ても“間違いだったかな”と思われないように頑張りたい」。

 貴重な出会いを経て19年には心機一転、事務所を移籍。真摯(しんし)に芝居に取り組み、数々の話題作に出演するようになった。ネットフリックスドラマ「地面師たち」では尼僧が心酔するホスト、同映画「This is I」では主人公が恋に落ちるダンサー、NHK夜ドラ「ひらやすみ」では見えを張ってしまう主人公の幼なじみ。幅広い演技で視聴者を魅了している。「作品の真ん中にいたいと思うし、支えてくれた人のためにもお芝居を続けて、長く現場にいたい」と誓った。 (高原 俊太)

 ≪柳楽優弥を尊敬≫吉村が同世代ながら尊敬のまなざしを向けるのが、「九条…」で主演する柳楽優弥(36)だ。同作で柳楽は厄介でグレーな案件ばかりを引き受けて悪徳弁護士とも称される弁護士役。共演シーンは多くなかったものの、現場ではよく言葉を交わしたという。「頻繁に会う関係性ではないですが、絞り出すようにアドバイスをくれるので勉強になってます。何事も客観的に見ているようで、凄く尊敬しています」と感謝した。

 ◇吉村 界人(よしむら・かいと)1993年(平5)2月2日生まれ、東京都出身の33歳。13年に芸能界入りし、16年に主演映画「太陽を掴め」が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にノミネート。9日深夜には初めてニッポン放送「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティーに挑戦する。ストレス解消法は一人カラオケ。身長1メートル73。血液型AB。

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