迫るXデー ミセス活動再開か、それとも…

[ 2021年7月6日 17:00 ]

8日にどのような発表をするのか注目されている「Mrs.GREEN APPLE」。(左から)若井滉斗、藤澤涼架、大森元貴、山中綾華、高野清宗
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 若者の間で絶大な人気を誇る男女5人組バンド「Mrs. GREEN APPLE」の活動に関し、噂や憶測が飛び交っている。電撃的に活動を休止して今月8日で丸1年を迎えるためだ。

 バンドにとって「7月8日」は、2015年にメジャーデビューした記念日でもある。今年、この日に合わせるかのように、先月中旬からバンドの公式SNSでの投稿が活発化し、過去音源を使ったリリックビデオも次々と公開されているため、活動再開に関する何らかの発表があるのではないかと多くのファンが予測している。ただ、各メンバーの発信は一切ないため、ネット上では「再始動楽しみ」「年内にツアーか」「今年は発表だけで活動なし?」「解散の可能性もある」などと期待や不安の声が入り混じっている。

 まず、解散の可能性については極めて低いと言えるだろう。ミセスは「フェーズ1(第1局面)完結」と題して活動を休止し、2月にはユニバーサルミュージックグループとともに「Project―MGA」という世界規模のプロジェクトまで立ち上げているためだ。ではもし、さまざまな噂の中で現実となる可能性が高いものがあるとすれば、何だろうか。それは「メンバー編成の変更」ではないだろうか。脱退や加入を伴う体制の一新だ。

 ミセスの活動休止後、表舞台で活躍しているのは、2月にソロデビューしたボーカル&ギターの大森元貴(24)だけ。TOKYO FMの人気番組内の冠コーナー「ミセスLOCKS!」も休止後は大森1人で出演。ほかの4人は個人SNSさえも閉じ、一切姿を見せていない。3月の同コーナーの最終回では、ベースの高野清宗(29)がフェーズ2に向け「生まれ変わろうとしてます」というメッセージを寄せた。これを代読した大森はフェーズ2について「大きく予想を裏切るから、予想しなくていいです」と意味深に話していた。

 大森だけが残る編成か、大森だけが外れる編成か、どちらでもないのか。大森は、ソロ曲「メメント・モリ」が絵本化されることが決まるなど、バンドとは一線を画した世界観や音楽性を追求し始めている。ミセスは男女混成のグループで、数多くの青春ソングを発表してきただけに「5人でミセス」「5人じゃなきゃイヤ」と、オリジナルメンバーでの再始動を熱望するファンが多い。

 「青と夏」や「インフェルノ」など、サブスクリプション(定額聴き放題)のヒットの「新基準」と言われている視聴回数1億回超えの歌が5曲もある人気バンド。2日後に一体何があるのか、それとも何もないのか、ファンならずとも要注目だ。(記者コラム)

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2021年7月6日のニュース