宝塚・107期生が初舞台 首席入団の娘役・白綺華も感動「ずっと憧れてた大舞台」

[ 2021年6月26日 16:45 ]

初舞台を踏んだ宝塚の107期生(撮影・後藤 正志)
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 宝塚歌劇団に今春入団した第107期生が26日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した宙組公演「シャーロック・ホームズ/デリシュー!」で初舞台を踏んだ。

 休演者が1人出たため口上は38人となったがそろいの緑のはかま姿で「小林一三先生の教えである“清く、正しく、美しく”を胸に刻み、日々精進して参りたいと思います」などと初々しくあいさつ。さらに恒例のロケットはスイーツをテーマにしたショーらしく、マカロンタワーのセットから飛び出した初舞台生が「モン・パリ」「おお宝塚」のメロディーに乗り約4分30秒もの振付を披露。ケガのためさらに2人が欠け、36人でラインダンスとなったが観客から大きな拍手を浴びた。

 首席入団で娘役の白綺華(しらき・はな)は「ずっと憧れていた大劇場の舞台。ライトを浴びた瞬間にすごく感動しました」と興奮気味に話せば、碧羽陽(あおはね・よう)は「舞台から見た客席もとてもキレイで、お客様一人一人に思いを込めました」。

 ケガで同期生全員での初舞台とはならなかったが白綺は「39人全員で“初舞台生ロケットを作っている”という意識で千秋楽まで心をひとつに頑張りたい」と表情を引き締めた。コロナ禍での初舞台で、通常より少し遅れた初舞台だったが七彩はづき(なないろ・はづき)は「社会人、舞台人として頑張らなければ、と実感する時間でした」と、この間に自覚も芽生えたようだった。公演は8月2日まで。

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