ロンブー淳 母死去後の健気な父に「泣けちゃうな」 食事配達サービス提案すると…意外な答え

[ 2021年6月9日 20:15 ]

著書「母ちゃんのフラフープ」オンライントークイベントに出席したロンドンブーツ1号2号の田村淳(左)と、“ロンドンブーツ3号”ことニブンノゴ!の森本英樹
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 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(47)が9日、著書「母ちゃんのフラフープ」(ブックマン)の発売を記念したオンライントークイベントに出席し、昨年、母が死去した後の父の健気な様子を語った。

 最愛の母・久仁子さんが昨年8月、がんのため死去。72歳だった。生前には「父ちゃんより先に死ぬのが、私はどうしようも解決できない心残りだ」と話していたという。母に余命を伝えに行った際には「『分かってたけど、私は本当、父ちゃんのことが心配で、このことだけ、あんたたちにお願いするわ』と言われた」といい、「相当、重かったなあ…」と振り返った。

 淳と東京で暮らすか、淳の弟が住む奈良に引っ越しするかを問うと、父はそのまま山口・下関に住む選択をしたという。「父ちゃんは母ちゃんのそばにいたい。下関を出たくない。じゃあ父ちゃんの生き方だからと、母ちゃんに伝えた。『一緒に住んだこの家を離れたくないって言うから、そうするね』って」。男3人のグループLINEを作ったことも報告すると、母は「にっこり笑ってた」という。

 久仁子さんの死後、淳は父に栄養バランスの取れた食事を配達するサービスを提案したという。しかし、父の答えは意外なものだった。「『母ちゃんが作ったレシピをひもといて毎晩、作ってみようと思う』って。泣けちゃうなと思って。父ちゃん、自炊してます」と明かした。

 物を大事にする久仁子さんは、淳の子供時代から食卓に並べていた食器をまだ使っていたという。「ちょっとデザインは古いけど、『花柄のこのお皿でカレー食ったな』とか、『これにから揚げ盛られてたな』とか。全部のお皿が、俺が使ってたやつそのまま残ってたね。父ちゃんは、そういうお皿に自分で盛り付けながら、母ちゃんのことをしのびながら生活してるんだと思う」と、父の気持ちに思いをはせていた。

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