ローラ ロス移住の理由告白、大ブレークのなか不眠症に悩み…「このままだと危ないかも」

[ 2021年5月2日 23:23 ]

モデルでタレントのローラ
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 モデルでタレントのローラ(31)が2日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演し、壮絶な自身の半生について語る場面があった。

 日本で生まれてすぐに、家族でバングラデシュに移住したローラ。大自然の中で育ち、そこでの生活は「お猿さんみたいだったの。木の上に座ってフルーツを食べてた」と野生児そのものだった。村の近くに虎が来るような危険な環境でもあったが「その時から自然が大好きで、自然に生かされているの」と、大きな影響を受けたという。

 そして、6歳の時に来日したローラは「電車が走ってる、何これ!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいだなと思った」と、近代的な生活に驚いたという。しかし、ここで大きな壁となったのは言葉の問題だった。「ベンガル語が母国語なんだけど、1歳のときにお母さんが離婚していなくて。新しいお母さんは中国語しか話せなかったの。家の中のコミュニケーションは全然取れなかった」とつぶやく。

 当然学校でも、同じ状況は続き「これ、ずっと言ってこなかったんだけど、私小学校の知識が全くないの」と告白した。言葉で人と通じ合えないなか、生み出したのが『オッケー!』というフレーズだった。「私はしゃべれないから、ずっと『オッケー!』と言ってたら、みんなも笑顔になって。だから、そこからネガティブな言葉は言ってないかもしれない。何でもうまくいく、何でもオッケーだと思うようになったかも」というローラ。

 「言葉はしゃべれなかったけど、学校で何を習ったかというと、人の心と心で話す技術を学んだ気がするの。こういうことを言うことで、誰かの勇気になるかなって」と笑顔を見せた。モデル活動で人気を集めるなか、10年にはバラエティー番組に出演し大ブレーク、年間出演本数は300本を超えることもあった。ただ、そこで体にある異変が起こる。「楽しかったけど、自分の時間がまったくなかった。自分を見失って、ずっと眠れなくなっちゃったの。このままだと危ないかもと思って」と、不眠症に悩まされ通院していたことを明かした。

 人気絶頂のさなか、ローラは15年に突如ロサンゼルス移住を発表し、世間を驚かせる。そのときの心境を「あのまま続けてたら安定するし、安心すると思ったけど。チャレンジするのがすごく好きだから。同じところにとどまるより、人生1度きりだから。英語もしゃべれないけど、いろんな人と会いたいし、話したい」と打ち明けた。「多分私がロスに行ったら、仕事もどんどん減るし、みんなに忘れられるとも思ったけど、それでもいいやと思ったの。自分を信じてやることは『絶対に大丈夫』だって気持ちも持ってたから」と、覚悟の旅立ちだったことを話した。

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2021年5月2日のニュース