藤井聡太2冠 今年度白星締めで44勝目、最多勝利賞確定!年度勝率は・846「充実の一年だった」

[ 2021年3月23日 21:53 ]

第34期竜王戦の2組準決勝に臨む藤井聡太二冠(左)と松尾歩八段(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=は23日に東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦ランキング戦2組準決勝で今年度最終局に挑み、松尾歩八段(40)を75手で下した。この結果、藤井の今年度は44勝(8敗)となり、最多勝利賞が確定。現在1位の連勝も17に伸びたが、継続中のため連勝賞の表彰対象は来年度となる。

 この日の勝利で年度1位の勝率は・846に上昇。2位・佐々木勇気七段(26)の・765(26勝8敗)を大きく引き離し、4年連続4回目の勝率1位賞は確定的。4年連続勝率8割台は自身が昨年マークした3年連続の史上最長記録を1年更新している。

 竜王戦ランキング戦に限れば16年のデビュー以来負けなしの22連勝を達成。同時に7番勝負で豊島将之竜王(30への挑戦者を決める本戦トーナメントへの出場も5年連続で決めた。

 ▼藤井2冠の話 今年度はタイトル戦に出ることが出来て、それ以外でも大きな舞台を経験出来た。充実の一年だった。来年度はタイトル防衛戦もありますし、6月から対局も増えるので、その中でしっかりいい将棋を指せるよう実力を高めていきたい。

続きを表示

2021年3月23日のニュース