古市憲寿氏「世の中がどんどん不便になっていく」 レジ袋、使い捨てスプーン有料化に苦言「撤回して」

[ 2021年3月10日 16:54 ]

 社会学者で作家の古市憲寿氏(36)が10日、自身のツイッターを更新。政府がプラスチックごみのリサイクル強化や排出削減に向けた新法案「プラスチック資源循環促進法案」を9日に閣議決定したことに触れ「世の中がどんどん不便になっていく」と苦言を呈した。

 小泉進次郎環境相(39)は記者会見で「使い捨てスプーンなどが無料で無条件に提供されることはなくなっていく」と新法案への期待を表明。昨年のレジ袋有料化はプラごみ削減に一定の効果を上げたとして、引き続き取り組みを強化する考えを示し、2022年4月の施行を目指している。

 これを受け、まず「レジ袋有料化とか、スプーン有料化とか、そういう目先の政策が大嫌い。本気でCO2削減したいなら脱・石炭火力とかすべきことがたくさんあるわけでしょ。有料化は、個人の『気持ち』を変えるというけど、大切なことを『気持ち』頼みにしたらだめでしょ。。。」とツイート。

 さらに「さっき7000円分のお菓子を買ったんだけど、いちいち有料の袋をつけるか聞かれた。どうせ安くないお店なんだし、どう考えても誰かにあげるためのものなんだから。お店が悪いんじゃなくて、変な『有料化』政策が悪い。本当に撤回して欲しい」として昨年7月に始まったレジ袋有料化の撤回を要求し、3本目の投稿として「このままだとペットボトルも悪者にされて、世の中がどんどん不便になっていく」と書き込んだ。

 古市氏の主張にフォロワーも反応。「本当に同感です」「コロナ禍なのに政治家の意図がわかりません」「庶民の面倒だけ増えて何にも効果がないって最悪」などといった声のほか、小泉氏と古市氏は友人であることを公表しているだけに「小泉さんに言ってみてください!」「お友達に言ってください」などと古市氏に期待する声も上がっていた。

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2021年3月10日のニュース