舛添要一氏、小池都知事の3県への対応批判「都は誇りが高すぎ」「強い方が頭を下げないと」

[ 2021年3月9日 21:54 ]

舛添要一氏
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 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が9日、BS11「報道ライブ インサイドOUT」(月~金曜後8・59)に出演。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の再延長に関する意見調整を巡る小池百合子都知事(68)の対応を批判した。

 神奈川県の黒岩祐治知事が小池氏が政府に対する再延長要請を「1都3県ワンボイス」としてまとめようと画策したと暴露。黒岩氏によると、神奈川は様子見の立場だったにもかかわらず、「2週間延長要請」と書かれた、西村康稔経済再生担当相宛ての文書が用意され、小池氏側は裏で千葉の森田健作知事、埼玉の大野元裕知事に「黒岩氏は賛成」と吹き込み、意見集約を図ろうとした。小池氏は記者団に「いろいろ考え方が幅広い中で進めていくには、例えば文章の叩き台をつくるのはよくある話。事務方も含めてやりとりをしていた。普通のやり方を進めていた」などと反論した。

 舛添氏は「政府と緊密に協議をすべきだが、東京都は都庁の職員含めて“誇り”が高すぎる。金がなかったらペコペコ頭を下げないといけないが、東京都は金があるのに何で国に頭を下げなきゃいけないのと。菅さんと小池さんって天敵みたいな感じで戦っている。個人的要素が入っていて、今後は都議選、その次は衆議院解散総選挙がありますよね。どうしても都民の命を守ることよりも、今の都知事さんは権力追求の方が先に出ちゃう」とバッサリ。

 東京都の立場、態度について「東京都が千葉、埼玉、神奈川に頭を下げないといけない。東京都だけ国から金をもらっていないから威張り散らしているわけですよ。例えば私が千葉県の森田知事のところに行った時は三顧の礼で“すいません。東京五輪の競技施設を一つそっちでお願いできませんか”と頭を下げた。強い方が頭を下げないと。お前らついてこいって言っちゃおしまいですよ」と手厳しかった。

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2021年3月9日のニュース