阿部寛&北村匠海 初映画化「とんび」親子役で初共演「見事演じてくれた」「大きな船に乗った気持ち」

[ 2021年1月28日 04:00 ]

映画「とんび」で親子役を演じる阿部寛(右)と北村匠海
Photo By 提供写真

 俳優の阿部寛(56)と北村匠海(23)が、映画「とんび」(監督瀬々敬久、来年公開)で親子を演じ初共演する。原作は重松清氏(57)のベストセラー小説。男手一つで息子を育てる父親ヤスと、周囲からの愛を受けながら育っていく息子アキラの絆を描く。これまで2度テレビドラマ化されたが、映画化されるのは初めて。原作は昭和中期から平成初期までを描くが、映画では令和を舞台にしたオリジナルエピソードが加えられる。

 撮影は既に終了。阿部は「これだけ魅力的な主人公を演じられるというのは非常にやりがいがありました」と手応え。初共演の北村について「ダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた」と絶賛した。北村は「言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした」と語った。

 重松氏も「阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん…この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます」とコメント。「映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として“新作”を誰よりも楽しみにしています」と期待を寄せた。

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2021年1月28日のニュース