映画界にも緊急事態宣言の影響広がる TOHOシネマズ営業時間短縮、舞台挨拶中止の作品も

[ 2021年1月8日 18:33 ]

 TOHOシネマズは8日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令を受け、9日から当面の間、対象劇場で営業時間短縮などを行うと発表した。ほかにも、109シネマズ、ユナイテッド・シネマなどのシネコンが対応を公表。作品の公開記念舞台あいさつ中止が決まるなど、映画界にコロナの影響が広がっている。

 8日から東京、埼玉、千葉、神奈川が新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象期間に入った。TOHOシネマズは9日から当面の間、「日比谷」「渋谷」「ららぽーと富士見」「川崎」など、1都3県の対象劇場について「20時までに上映を終了させていただきます」とした。

 アルコール類の販売は午前11時から午後7時まで。座席指定券は通常、上映開始2日前より事前販売しているが、これを一時休止し「ご鑑賞日当日からの販売とさせていただいております」。今回の対応は緊急事態宣言の発令をふまえ、「全国興行生活衛生同業組合連合会の方針に則り」決定したという。

 109シネマズは、8日以降の座席指定券の事前販売を一時休止すると明らかにした。ユナイテッド・シネマグループも「2021年1月12日(火)以降、当面の間、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県の劇場について、営業時間を短縮して営業いたします」としている。

 あす9日、都内で予定されていた映画イベントの中止も続々と決定した。主演の東山紀之(54)、共演の常盤貴子(48)らが登壇する見通しだった「おとなの事情 スマホをのぞいたら」の公開記念舞台あいさつのほか、ナレーションを担当した中村倫也(34)の出席が企画されていた「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き」の舞台あいさつが中止に。

 井上真央(33)が主演した「大コメ騒動」の舞台あいさつもキャンセルとなったが、9日午後8時から、映画公式YouTubeでトークイベントが配信されることになった。

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2021年1月8日のニュース