渡辺3冠VS囲碁・趙治勲名誉名人 異色2面同時対局は引き分け

[ 2020年11月15日 05:00 ]

 将棋の渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=と囲碁の趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(64)が14日、東京都内で将棋・囲碁の2面同時対局に挑戦した。将棋は渡辺の飛角2枚落ち、囲碁は6子とハンデを課しての手合。予定の40分間で勝敗が決するまでには至らず「ともに引き分けでお願いします」と両者は声をそろえた。

 今回の異色エキシビションは、8月に都内で行われた囲碁の名人戦控室を渡辺が訪問し、立会人だった趙と即興の2面対局を行った縁で実現した。渡辺は「囲碁の上達への足がかりになったと思うので、今後も高段者を目指したい」、趙は「渡辺さんの囲碁は僕の将棋より素質がありますね」と、ともに笑顔で感想を話した。

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2020年11月15日のニュース