「エール」ケンが16歳に成長 正式に智彦&吟夫妻の養子に!ネット安堵 松大航也が朝ドラ初出演

[ 2020年11月9日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」第106話。正式に智彦&吟夫婦の養子となった16歳のケン(松大航也)(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(32)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第106話が放送され、戦災孤児だったケン(浅川大治)は正式に関内智彦(奥野瑛太)吟(松井玲奈)夫妻の養子に。16歳に成長したケンを、若手注目株の俳優・松大航也(21)が演じ、朝ドラ初出演を果たした。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 第106話は、1951年(昭26)。日本は復興期を迎え、人々の生活も豊かさを取り戻しつつあった。華(古川琴音)は19歳となり、人の役に立つ仕事をしたいと看護婦になるという夢に向かい、看護学校で勉強の日々を送っていた。鉄男(中村蒼)は木枯(野田洋次郎)と作った「湯の町エレジー」のヒット後、少し行き詰まっていた。そんな鉄男の様子を察した裕一(窪田)は、鉄男に母校の小学校の校歌の作詞を書いてほしいと依頼し…という展開。

 ケンは、闇市に暮らしていた戦災孤児。財布を盗んだことをきっかけに智彦と知り合い、次第に親しくなった。智彦のラーメン屋を手伝うため関内家に住み込み、養子となった。

 <※以下、ネタバレ有>

 鉄男は智彦のラーメン屋を訪れ、劇作家・演出家の池田(北村有起哉)とバッタリ。店内には智彦を手伝う青年の姿。16歳になったケンだった。

 ケン「(ラーメンを食べる池田に)味が濃いと、食べていて飽きが来るでしょ。うちは他と違って、塩気を抑えて…」

 智彦「何、生意気言ってんだよ」

 そこに吟が現れ「ケン。今日は早く帰ってくるんじゃなかったの?さ、帰るわよ。少しは勉強しなさいよ。落第したら、どうするの。何度も言っているでしょ。これからの時代、学があって損することはないの」。まだ洗い物も仕込みもあり「ラーメン屋継ぐんだから、勉強なんて、どうだって」と言うケンだったが、鉄男から「ケン、吟さんの言うことは聞いておけ。心配してくれる人がいるのは、ありがてえことだぞ」と諭され、仲良く帰宅の途に就いた。

 智彦「養子に迎えたからには、ちゃんと教育受けさせなきゃって(吟が)使命感に燃えているみたいで」

 池田「ケン坊、正式におたくんちの子になったの?」

 鉄男「ケン、うれしいだろうな」

 池田「ずーっと独りぼっちだったもんな」

 インターネット上には「幼少期のケンちゃんそのままで、何の違和感もなかったです」「正式に養子に迎られて本当に良かったね」「智彦さんが店を構えるまでになっていて、ケンが真っすぐに育っていて、吟さんがすっかりしっかり者の『母親』になっていて、とてもなごんだ」などの声が相次いだ。

 松大は2017年、フジテレビ「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」でデビュー。昨年9月公開の「見えない目撃者」で映画デビュー。今年、「GARO―VERSUS ROAD―」(TOKYO MXなど)でテレビドラマ初主演を果たした。

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