嵐の11・3! 7年ぶり「アラフェス」をオンライン配信 ファンとともにつくる国立新“伝説”

[ 2020年11月3日 05:30 ]


Photo By スポニチ

 今年いっぱいでの活動休止を発表している嵐がデビュー記念日の3日、無観客ライブ「アラフェス 2020 at 国立競技場」をオンライン配信する。2部構成で、2部はファンクラブに加入していなくてもチケットを購入できるため、国内最高記録を大幅に上回り、総視聴者数計1000万人規模の一大イベントになりそうだ。

 7年ぶりとなるアラフェス。新型コロナウイルスにより、収容人数が関係ない配信ライブとなったことで、国民的アイドルらしく爆発的な盛り上がりを見せそうだ。

 嵐のライブは、チケット購入で優先されるファンクラブ会員でも抽選に漏れることが多く競争率が高い。だが今回は会員以外に、一般のファンも確実にチケットが購入できる。

 コンサート制作会社の幹部によると、日本歴代最多のチケットを売り上げたオンラインライブは、売り上げを公表しているものの中では、先月28日の乃木坂46・白石麻衣(28)の卒業コンサート。「国内外で計22万9000枚売れた」(同幹部)という。

 同幹部は「それを大幅に上回る枚数が売れる」と断言。「嵐のライブに飢えている人は多い。普段、都市部の公演に行けない層の需要も高まり、一般購入は100万枚規模になるのでは」とした。

 嵐は18~19年のドームツアーで237万5000人を動員。ファンクラブ会員もそれに近い人数とみられる。「白石さんのライブはチケット販売数の3倍となる68万7000人が視聴したと推定された。それに当てはめると、会員と一般チケットを合わせて、1000万人が見る計算」と同幹部は試算する。

 破格の注目を集めるライブ。嵐にとっても北京公演など、今年の予定の多くが幻となった思いをぶつける特別な場となる。
 国立競技場でのライブ企画は1月から本格的に始動。5月15、16日に開催することが決まったが、コロナ禍で4月に延期が決まった。開催か、中止か。有人か、無観客か。揺れる心を抱えながらも、メンバーはリモート会議を重ね、柔軟に対応できる準備を進めた。

 一度は10月23~25日の3日間、有人での開催が決まった。しかし感染状況は好転せず事務所側は8月13日、無観客とする判断を5人に伝えた。しかし櫻井翔(38)が「ファンのためにどうしてもやりたい」と話し、メンバーも賛同した。

 国立競技場は最大8万人収容。1000万人が見れば125公演分となる。ファンの思いを背負い、嵐が満を持して勇姿を見せる。

 ▽アラフェス 12年の東京・旧国立競技場が初回で、13年に続き今年で3度目。“嵐のフェスティバル”を意味する。歴代ヒット曲や最新アルバム収録曲が中心となる通常コンサートとは異なり、ファンによる投票などでセットリストを決めるのが特徴。これまではバックダンサーをつけず、メンバー5人のみでパフォーマンスを披露していた。今年はジャニーズJr.内のユニット「美 少年」の参加が発表され、話題を呼んだ。

続きを表示

2020年11月3日のニュース