本郷奏多 30日再スタート「麒麟がくる」で大河初出演 「威厳を持って堂々と」

[ 2020年8月29日 12:00 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で近衛前久を演じる本郷奏多(C)NHK
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 俳優の本郷奏多(29)が30日に再スタートするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)で、大河初出演する。

 本郷は幼少期からモデルとして活動し、14歳の時、映画「HINOKIO」(2005年)で初主演。最近ではNHK・BSプレミアムのドラマ「56年目の失恋」(今年7月放送)に主演した。

 「麒麟がくる」で演じるのは若き関白・近衛前久。その類いまれな行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族だ。

 本郷は「大河といえば、そうそうたる方々がたくさん出演されている印象。今回オファーをいただいて純粋にすごくうれしかった」と喜びいっぱい。役柄に関して「前久がどのように動き回っていくのか楽しみにしていただけたら。動き回る役だからこそ、役の上でたくさんの方と関われるのもうれしい。撮影では、みなさんと対峙(たいじ)した時に弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしている」と話した。

 制作統括の落合将チーフ・プロデューサーは「ハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫(尾野真千子)との軽妙な掛け合いも自由自在に演じていて、まさに大河史に残る『近衛前久』」と自信たっぷり。見どころについて「伊呂波らとのかけあいの際にふっと出る、独特のきざったらしさが、やけにコミカルで、チャーミングなものとなっている。本郷さんにしか出せない味わい」と語った。

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2020年8月29日のニュース