宮本亞門氏 演劇界復活へ複数回の無料PCR検査訴え「とにかくお願いしまーす!」

[ 2020年8月2日 19:38 ]

演出家の宮本亞門氏
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 演出家・宮本亞門氏(62)が2日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモートで出演し、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている演劇界について語った。

 3密が起こりやすい劇場内の環境などもあり、主催者側は感染予防策に頭を悩ませている。MCのフリーアナウンサー福沢朗(56)から演劇界の現状を聞かれると、宮本氏は「もうバラバラ。今日は宝塚が中止になり、昨日から歌舞伎が始まり、といろいろあります」と報告した。その上で、上演を続けていくための対策として、「我々が言っているのは、とにかくPCR検査だけです」と、検査態勢の充実を訴えた。

 宮本氏は、無症状でも希望者全員に無料のPCR検査を実施した結果、感染者数が下火になり始めた米ニューヨークの現状を例に挙げ、「ニューヨークは今、どんどん感染者が減っています。とにかく全員が、無料でPCR検査をたびたび受けることができるかできないか。それが一番重要だと思っています」と指摘した。

 日本では、医療機関によっては1回の検査で数万円かかる場合もある。そのため、宮本氏は「まだお金が高いし、なかなか受けられない。この現状を早く変えない限り、海外と同じようなことが起きてしまいます。一緒に乗り越えて行くために、とにかくPCR検査、お願いしまーす!」と声を上げた。

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2020年8月2日のニュース