トム・ハンクス 「コロナ」という名前を理由にいじめられた8歳少年へ返事「君はともだち」

[ 2020年4月25日 05:30 ]

トム・ハンクス(左)と妻のリタ・ウィルソン(AP)
Photo By AP

 米人気俳優トム・ハンクス(63)が、「コロナ」という名前を理由にいじめられたと手紙を送ってきた少年に、手紙の返事とともにスミス・コロナ社製のタイプライターを贈った。地元メディアが24日までに伝えた。

 少年はオーストラリア東部ゴールドコーストに住むコロナ・デブリース君(8)。デブリース君は、新型コロナウイルスに感染してゴールドコーストの病院に入院していたハンクス夫妻に体調を気遣う手紙を書き、自分が学校で「コロナウイルス」と呼ばれ、悲しく怒りを覚えているともつづった。

 ハンクスは「君の手紙は私と妻を素晴らしい気分にしてくれた。君は私が知る中で、太陽の周りの光冠のような『コロナ』という名前を持つ唯一の人だ」と返信。小包で一緒に送ったタイプライターは、ハンクスが入院中に愛用していたもので、返信用封筒も添えて「どう使うか大人に聞いて、返事を送って」と書き添えた。

 デブリース君はアニメ映画の「トイ・ストーリー」を見て主人公の声を務めたハンクんのファンになったという。ハンクスは追伸に主題歌の「君はともだち」とのフレーズを記し、デブリース君は贈り物に大喜びした。

 ハンクスは3月、映画撮影の準備でオーストラリア滞在中に感染が分かった。同月に退院後、米国に帰国した。

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2020年4月25日のニュース