梓みちよさん 母と同じ墓に… 生前から強い意向

[ 2020年2月5日 05:30 ]

梓みちよさん
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 1月29日までに亡くなった歌手の梓みちよ(あずさ・みちよ、本名林美千代=はやし・みちよ)さん(享年76)の遺骨は、実母の林芳子さんと同じ墓に納められる。梓さんの強い意向で、親族が調整している。

 芳子さんは1948年に夫と死別した後、女手一つで梓さんを育てて歌の道に導いた。91年に梓さんが独立した際は上京し、事務所の社長に就任。晩年は福岡に戻り、梓さんと離ればなれになり、十数年前に亡くなった。関係者によると梓さんは「最後は母と一緒のところに行きたい」と繰り返していたという。

 梓さんの若い頃は芳子さんが福岡と東京を行き来して支えた。母子と交流のあった芸能関係者は「仕事帰りに玄関でそのまま寝ていた梓さんを“化粧くらい落としな”と芳子さんが怒鳴りつけて、鼻の穴に指を突っ込む勢いで顔を拭いたこともあると聞いた。梓さんの激しい気性は母譲りなのかも」と話す。

 男性にモテて、72年の離婚後は1人暮らしを貫いていた梓さんだが、最後に選んだのは母の愛だったようだ。

 ▼園まり(渡辺プロの「スパーク三人娘」)最近、膝の調子が良くないと聞いていたので、みちよちゃん元気かな?会いたいなぁ…と思っていた矢先の突然の訃報にショックと悲しみでいっぱいです。年齢も一つ違い。同じ事務所から同じ時期にデビューして、切磋琢磨(せっさたくま)し合った仲間、同志がいなくなってとても寂しいです。(ブログから)

 ▼九重佑三子(夫の田辺靖雄とともに親交)何で?…一人で?…言葉が…。「かわいい!ちょうだい」って田辺家の孫の写真を私から取り上げてずっと持っていたみたい。みちよちゃんの歌を歌い続けていきたい。

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2020年2月5日のニュース