玉川徹氏 羽田新ルート騒音問題に「横田空域があるから…これを機会に議論を」

[ 2020年2月3日 11:50 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏が3日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。国土交通省が2日午後から東京都心を通過する羽田空港の新たな飛行ルートの「実機飛行確認」を始めたことに言及した。

 国交省によると、新ルート設定で羽田の発着枠は1日50便増え、全て国際線に充てる。3月29日から都心通過を含め、風向きや滑走路に応じた新たな発着ルートで飛行。これまで主に東京湾上空だった飛行ルートが都心に拡大するため、騒音や部品落下被害への懸念がある。都心ルートは南風が吹いた場合の午後3時から7時にかけて適用。米軍に管制権がある「横田空域」を一部通過し日本側が管制する。

 玉川氏は、以前にこの問題を取材したとし、「大阪を取材したんですが、新大阪のあたりはかなり低く飛ぶ。音うるさいです、はっきり言えば。近所のマンションの方に“飛行機の音どうですか”って聞いたら“うるさいに決まってんだろ”って言われましたから。実際にいるさいです」と指摘。そして、「福岡にしろ大阪にしろ1960、70年代からずっと飛んでいるんです。生まれた時から飛んでるって中で住んでる人と、今までは全くそういうことがなくて静かだということで住んでた人にとってはわざわざそこに住む必要がないって人が出てくる」と話した。

 俳優の石原良純(58)が「でも午後3時から7時ですよ」と言うと、「でも日曜でも土曜でも飛ぶ。家で具合悪くて寝てる時でも飛びますし何も気にしてくれませんから。上(高層階)ほどうるさいんですよ。そうすると不動産の価格とかに影響が出るとしたらこれから」とし「横田空域があるからこんなことになっちゃう。横田空域なかったら別に都心の上、飛ばなくったって着陸できる。これを機会に、これが日本にとってどうしても必要なのかどうか議論してもいいと思う」と持論を展開した。

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2020年2月3日のニュース