20歳“新星”恒松祐里、香取慎吾主演映画ヒロイン役に抜てき

[ 2019年1月12日 05:00 ]

香取慎吾が主演する映画「凪待ち」のヒロインに抜てきされた恒松祐里
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 女優の恒松祐里(20)が、香取慎吾(41)が主演する映画「凪待ち」(監督白石和彌、年内公開予定)のヒロインに抜てきされた。

 「喪失と再生」をテーマに描く重厚な人間ドラマ。香取が演じるのは、パートナーの女性とその娘とともにに彼女の故郷、宮城県石巻市で再出発しようとする男・郁男。恒松は女性の娘・美波役を務める。撮影を終えた恒松は「初めて脚本を読んだ時、ずっと少し寂しくて苦しくて深い海底の暗闇の中を行き場もなく彷徨っているような作品だなと思いました。でも最後の方で微かに一筋の光が見えたように感じました。撮影中は私の役にとって辛い事ばかり起きましたが、その光を求めてがむしゃらに頑張りました」と振り返った。

 香取とは初共演。「小さい頃から拝見していた方でしたので、お会いする時までドキドキしていたのですが、とても優しく誰に対しても同じ目線で温かく接して下さる方だったので、直ぐに役の関係性のように慕わせていただく事が出来ました。香取さんの大きな背中があったから美波として生きれた」と感謝した。

 メガホンを取る白石監督は、「孤狼の血」「彼女がその名を知らない鳥たち」など話題作を続々送り出している。「撮影の1年前にとある雑誌の企画で恒松さんと1日だけ仕事をしました。その時の表情や女優としての資質を肌で感じた僕は、なんとか彼女を映画の中で切り取りたい、できれば10代のうちに、と強く思いました。今回ギリギリ間に合いました。改めて仕事をして、地に足のついた実力のある女優になっていくだろうなと感じました。20代でどこまで女優として伸びるかとても楽しみです」と話している。

 昨年10月9日に20歳になり、新成人の恒松は「今年は私にとって努力の年にしたい」とハタチの誓い。「昨年は自分のお芝居に悔しさや反省を覚えた」といい、「よりお芝居に磨きをかけていけたら」と力を込めた。

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