山田洋次監督 時代の「無気力」憂う「学生はうんともすんとも言わない」

[ 2018年8月12日 05:30 ]

新藤兼人平和映画祭にゲスト参加し、トークショーを行っ た山田洋次監督
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 山田洋次監督(86)が11日、東京・池袋の新文芸坐で開催中の「第七回新藤兼人平和映画祭」に参加し、トークショーを行った。

 新藤監督の「さくら隊散る」(88年)と山田監督の「母と暮せば」(15年)の2作の上映後に登壇。「60年から70年代の日本を振り返ると元気だったなと思う。今は政府のスキャンダルに対しても、学生はうんともすんとも言わない。東京医科大の入試で女子の採点が抑えられる不正が発覚したが、昔だったら日本中の学生がストライキを起こしている。今は無気力。僕たちは悩まなきゃいけない」と現代の日本を憂える一幕があった。

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2018年8月12日のニュース