揺れるボクシング連盟 武井壮が苦言「偉い人が権力を握るスポーツに未来はない」

[ 2018年7月31日 17:30 ]

タレントの武井壮
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 日本スポーツ振興センター(JSC)からの助成金を不正流用した疑いがあるなどして、日本ボクシング連盟が歴代五輪代表選手を含む333人から告発された問題。タレントの武井壮(45)は「偉い人が権力を握ってやるようなスポーツに未来はない」と、権力がトップに集中する構造を憂えた。

 30日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後9・00)では、助成金の不正流用や、同連盟の山根明会長(78)への過剰な接待などの疑惑に揺れる日本のアマボクシング界を報じた記事を紹介。さらに、同競技の五輪競技除外の可能性についても触れた。

 武井は、ボクシングに限らずすべてのスポーツにおいて「上に立っている方々、役員の方々みなさんの、その功績を認めるし、スポーツの発展に尽力された方々だと思う」と、上層部に対してリスペクトの意を示しながら、ただ「その人が権力を持っているから偉い、というとは違うと思う」とコメント。アマチュアスポーツ発展の背景には「選手が毎日何時間もかけて研さんした技術を試合で提供する」という“無償の活動”があるからだとして、その上で「偉い人は全権を握ってやるようなスポーツに未来はないと思う」と話した。

 また、ボクシングが五輪競技から除外される可能性があるとの声にも触れ「こういう時に、選手の保護を最優先してほしい」と訴えた。

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2018年7月31日のニュース