秋田犬ブームはまだまだ続く ザギトワ効果でさらに注目

[ 2018年7月31日 18:40 ]

マサルのぬいぐるみを贈られ笑顔のザギトワ右は秋田犬保存会会長の遠藤敬衆院議員(秋田犬保存会提供)
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 雌の秋田犬「マサル」を秋田犬保存会から贈呈されたロシアのフィギュアスケート選手、アリーナ・ザギトワ(16)が7月28日、大阪で行われたアイスショーで「マサル、マサル」と声を出しながら顔の横で犬のように手を丸める「マサルダンス」を披露し、話題となった。

 関係者によると、今週末の愛知公演でも、大阪公演とは違う“マサルパフォーマンス”が行われる可能性があるという。ロシアの16歳が秋田犬との愛らしいふれあいを伝える姿がほほえましく、何か発信するたびに世界中から「いいね!」が集まっている。今回も新たな試みに期待が高まりそうだ。

 実は大阪公演前日の27日、秋田犬保存会会長で日本維新の会国対委員長、遠藤敬衆院議員がザギトワと面会していた。保存会が作ったマサルのぬいぐるみと首輪と綱をプレゼント。遠藤会長が「ぬいぐるみは何度も作り直して完成させたんですよ」と手渡すと、ザギトワは「かわいい!」と抱きしめたという。保存会が販売予定のこのぬいぐるみにも国内外から問い合わせが続々と寄せられている。

 最近では、大相撲の元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(37)に雄の子犬「マサオ」が贈呈された時の様子がニュースや情報番組で何度も放送された。

 遠藤会長は「ザギトワさんが欲しがっているというニュース以降、大注目となったことに驚きましたが、秋田犬が世界中に広まるのは喜ばしいこと」と予想外の反響の中、普及活動へ取り組んでいる。

 テレビにとって、美人アスリートと犬という、それぞれが高視聴率を見込める存在。実際に「ザギトワとマサル」はそういう意味で最強コンビでもあり、数字を押し上げるといわれている。ザギトワ本人が積極的にマサルとの生活を発信しようとしているだけに、ネタ枯れになることは今後もなさそう。氷の上でも安定した女王だが、日本のテレビ界でも、秋田犬PRでもその力を発揮しそうだ。(鈴木 美香)

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