樹木希林 着物姿で献茶式「万引き家族ではえらい寒くて貧乏な姿で…いろんな人生がある」

[ 2018年7月31日 19:35 ]

京都・建仁寺の茶碑前に立つ(左から)森下典子氏、黒木華、樹木希林、大森立嗣監督
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 女優樹木希林(75)が31日、京都・建仁寺で主演映画「日々是好日」(監督大森立嗣、10月13日公開)のイベントに出席した。

 茶道がテーマの同作にちなんで、着物姿で献茶式を行った。貧乏一家で年金を頼りに生きる老人を演じたカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「万引き家族」(監督是枝裕和)を引き合いに、「万引き家族ではえらい寒くて貧乏な姿でいた。今日こうして着物で温かい所に居られると、いろんな人生があるもんだな」と言って、笑わせた。

 本作ではお茶の先生役で、昨年12月まで撮影に参加した。「後期高齢者になると、(覚えた作法などを)何も覚えてない」と自虐トーク。「あれから10キロやせて7センチ縮んだ。自分を鏡で見ると、風前のともしびとはこういうことかと思う」と話したが、「この歳ですからこのままいきます」と笑った。

 この日も猛暑の京都でのイベント。「ヨレヨレです。約束だからやっとこさ、杖ついて来た。義理に厚い人間だから」とアピールしていた。

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2018年7月31日のニュース