ET―KING、いときんさんの遺志継ぐ グループ継続「僕らにしか歌えない歌を」

[ 2018年2月4日 05:46 ]

17年12月28日のライブの写真が遺影になったET―KING・いときんさん
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 がん性心膜炎のため1月31日に死去した人気ヒップホップグループ「ET―KING」のリーダー、いときん(本名・山田祥正=やまだ・よしまさ)さん(享年38)の通夜が3日、大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館で営まれた。

 俳優赤井英和(58)ら親交のあった著名人やファン約1000人が参列。残されたメンバー5人は「僕らにしか歌えない歌をずっと歌っていく」とグループ継続を誓った。

 祭壇の中央にはET―KINGのトレードマークである法被姿。昨年12月28日、いときんさんの最後のステージとなった全国ツアー大阪公演での姿が飾られた。2014年9月、自殺によりこの世を去ったメンバー、TENNさんの葬儀が執り行われたのと同じ場所。3年5カ月足らずで再び仲間を送ることになった悲しみは計り知れないが、結成19年の絆は固かった。集まったファンを前に、コシバKEN(37)は「いときん、TENNの気持ちを引き継いで歌う」と宣言。「がんばれ!」の声援が飛んだ。

 また、報道陣の取材に応じたコシバは、いときんさんの容体が急変する直前まで2月から始まるツアーに「2月からのライブに体調をみて参加したい」と意欲を燃やしていたことを明かした。いときんさん、TENNさんと専門学校で出会い、3人でグループを始動したKLUTCH(39)は「これからも7人で曲を作って、7人で歌っていきたい」と先だった創設メンバー2人の思いも連れて、再出発する決意を語った。

 葬儀・告別式は4日に同所で営まれる。

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