笑いで大阪を元気に!吉本興業と大阪市が包括連携協定締結

[ 2017年11月22日 13:59 ]

よしもと大阪住みます芸人24組を前に「包括連携協定締結」をPRする(最前列左から)浅越ゴエ、吉本興業・大崎洋社長、桂文枝、大阪市・吉村洋文市長、住之江区・西原昇区長
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 吉本興業と大阪市は22日、包括連携協定を締結することを発表した。地域の活性化、市民サービスの向上が目的。大阪市役所で吉本興業・大崎洋社長(64)と大阪市・吉村洋文市長(42)が協定書にサインした。

 先頭に立って大阪の盛り上げ役に名乗りを上げた桂文枝(74)は、大阪市全24区密着の創作落語24本を制作するプロジェクトに挑戦する。来年3月中旬から各区の区民センターでスタート。最初は住之江区題材の創作落語を制作。「横山やすしさんがこよなく愛した(競艇場のある)住之江区から始めます。よく連れて行かれてエラい目にあった」と文枝は笑いを誘った。1、2カ月に1本のペースで創作落語を制作することで、その間に300本の大台に突入することは確実。「大阪市全区を把握して大阪万博へつなげたい。エキスポの熱気が忘れられない。もう一度、味わえたら」と力を込めた。

 少子高齢化、少人数世帯の増加など、大阪市が抱える社会環境問題を憂慮する吉村市長は「笑いを使って大阪を元気にする。地域の活性化と、大阪万博の誘致。吉本さんは力強いパートナーだと感謝してます」と期待を込めた。大阪市の全24区に“住みます芸人”を配置し、地域や万博誘致運動の盛り上げにひと役買う。「万博誘致ができなかったら、皆さん、大阪から出て行ってもらいます」と吉村市長は“脅し”をかけ、笑いを誘った。大崎社長も「大阪は地盤沈下してる。今が正念場。大阪を盛り上げるためにも万博は大きなチャンス。笑い、明るさはパワーになる。芸人、社員ともども頑張って大阪を盛り上げたい」と話した。

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2017年11月22日のニュース