東大出身TBS新人・喜入アナ「Nスタ」日曜レギュラーに 異例“試用期間”デビュー

[ 2017年8月31日 06:30 ]

Nスタのスタジオでポーズを決める喜入友浩アナウンサー
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 東大野球部出身のTBSの入社1年目、喜入(きいれ)友浩アナウンサー(24)が、9月3日にレギュラー番組デビューする。報道番組「Nスタ」の日曜版(後5・30)でスタジオでニュースを伝えるキャスターに起用された。「“喜入の言葉を介せば、よりニュースが伝わる”と思われるアナウンサーになりたい」と力を込めた。

 異例の前倒しデビューだ。9月までは試用期間。当初は正社員となる10月からの出演が予定されていた。だが研修を担当する先輩アナウンサーが、技術や姿勢を見て「もう大丈夫」と太鼓判。番組への加入を1カ月早めることになった。現在も原稿読みの練習中。「自分の目線で自分なりにニュースに向き合い、背伸びせずに等身大でやっていきたい」と意気込みを語った。

 東大野球部では捕手で副キャプテンだった。他の強豪私大と渡り合うため、頭脳をフル活用。「試合で臨機応変に対応できるように、相手の分析をはじめ、準備やシミュレーションを大事にしました。生放送と同じですね。どんなニュースが起こっても、しっかり伝えられるように準備していたい」と話した。将来の目標の一つは野球の実況。休日には東大野球部の試合を生観戦しながら練習を重ねている。

 今秋のドラフトでは、後輩である東大の宮台康平投手や、今夏の甲子園で活躍した広陵(広島)の中村奨成捕手の指名が濃厚だ。「宮台投手が投げて、中村捕手が受ける。そんな場面を実況できたらいいですね」。爽やかに目を輝かせた。

 ◆喜入 友浩(きいれ・ともひろ) 1993年(平5)8月27日、米国生まれの24歳。東大教育学部卒。小2で野球を始め、福岡・修猷館高、東大野球部でプレー。大学では2年秋から正捕手。右投げ右打ち。大学の通算打率は.198。趣味はミニチュアグッズ収集、犬の動画を見ること。特技はピアノ、ギター、ドラムなどの楽器演奏や手品。1メートル79、72キロ。血液型O。

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