ツイート誤用「ワイドナ」フジ情報源は明かさず 番組内対応は「検討中」

[ 2017年5月29日 19:16 ]

フジテレビ
Photo By スポニチ

 フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)で28日に放送したスタジオジブリの宮崎駿監督(76)の“引退宣言集”について、同局は29日、同番組公式サイトで「宮崎駿氏の過去の引退に関わる発言としてフリップで紹介した内容が、実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 番組は、宮崎監督が7回、引退宣言をしたと紹介。「引退宣言集」としてフリップにまとめた。1986年「天空の城ラピュタ」時の「人生で最高に引退したい気分」など、フリップの文言が、2013年9月にツイッターに投稿された創作文章と一致。このツイッターユーザーは28日に「ぼくのネタツイート(当然ながら宮崎駿が言ったセリフではない)がテレビで使われてるんですが」とし、フジに訂正報道を求めたことを明かしていた。

 そのため、SNS上で騒動に。フリップを作る際に、このツイートを参考にしたのかについて、フジ企業広報部は「制作の詳細に関しては、お答えしておりません」と回答。今回のミスが起こった原因については「情報の確認不足」とした。

 宮崎監督やスタジオジブリと連絡を取ったのかについては「回答は差し控えさせていただきます」。次回の番組内で謝罪するかなどは「検討中」という。

 今後については「チェック体制を強化し、再発防止に努めて参ります」とした。

続きを表示

2017年5月29日のニュース