首振りドラムパフォーマンス限界…YOSHIKI頚椎緊急手術へ

[ 2017年5月11日 05:30 ]

緊急手術を受けることを発表した「X JAPAN」のYOSHIKI
Photo By 提供写真

 「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)が緊急手術を受けることを10日、発表した。米ロサンゼルスで現地時間16日に頸椎(けいつい)の人工椎間板の置換手術に臨む。日本の医師からは「首の状態は、まるで引退を余儀なくされたラグビー選手のような強烈なダメージの受け方であり、肉体的にも精神的にも限界」と告げられたといい、深刻な状態だ。

 YOSHIKIはインスタグラムに患部のエックス線写真を公開。「正直少しこわいです。でも乗り越えます」とつづった。発表によれば、約半年前に頸椎椎間板ヘルニアの症状が悪化。手や腕にまひ、強度のしびれなどの症状が表れ、演奏に支障を来すようになっていた。精密検査で「頸椎椎間孔狭窄(きょうさく)症」と診断され、手術を受けるかどうかを協議してきたという。

 頭を激しく振りながらドラムを叩くスタイルのため、首のケガに長年悩まされてきた。90年頃には頸椎椎間板ヘルニアを発症。その後は休養のためライブの中止や延期を繰り返している。09年に症状が悪化し、頸椎椎間孔狭窄症と診断。切除手術を受けたが、昨年10月のライブで再発した。

 今年1月の米国公演では左手の感覚がなく、3月に行われたロンドン公演後に症状が悪化。その後も本人の希望で新アルバムの制作を続けてきたが、米国の主治医が「このままではアーティストとして再起不能になる」と判断。手術に踏み切ることになったという。

 5月の予定は全てキャンセル。7月にはX JAPANのワールドツアー日本公演、8、9月にはディナーショーが控えている。以降もワールドツアーが予定されており、対応について関係者が協議している。

 この日、YOSHIKIはニコニコ生放送「YOSHIKI CHANNEL」に約20分間、電話で出演し、「私生活もままならず、痛み止めや抗てんかん薬を飲んでいた。左手は常に電気が走っているような感覚」と症状を説明。7月のコンサートについては「もちろんやるつもりでいる。ただ、手術をしてみて、いろんな人の話を聞いてみないと…」と不安げな様子で、最後は「また笑顔でみなさんに会えるように頑張ります」と声を詰まらせていた。

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2017年5月11日のニュース