ドラマと入れ替え改編奏功?土9「嵐にしやがれ」視聴率出足好調

[ 2017年5月1日 17:00 ]

東京・汐留の日本テレビ社屋
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 4月29日に放送された日本テレビ「嵐にしやがれ」(土曜後9・00)の平均視聴率が12・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。この春の4月改編で、29年間続いた土曜午後9時のドラマ枠と同10時の「嵐にしやがれ」を入れ替え。土曜午後9時放送になった「嵐にしやがれ」の数字が出足好調。早くも改編が奏功した?

 4月15日は午後7時からの3時間スペシャルで、14・2%。22日からレギュラー放送になり、22日=11・6%、29日=12・3%と2桁をキープした。通常放送の2週連続2桁は1月21日=10・8%、1月28日=12・3%以来13週ぶり。

 2〜3月は2月11日=9・7%、2月25日=8・3%、3月4日=7・6%、3月11日=9・3%と半分は1桁だっただけに、土曜午後9時になり、復調を印象づけた。

 同局の大久保好男社長は4月24日の定例会見で、土曜夜の改編について「まだ始まったばかりなので、評価はもう少し時間が経ってから」としながらも「スタートとしては、まずまずだったのではないかと思う」と評価。ドラマ枠は午後10時に移動したことにより「リアルタイム視聴率にタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内に視聴)がかなり乗っかっている」(福田博之制作局長)状態だとし「タイムシフトに関しては、評価はもう少し後になる」(同)と語るにとどまった。

 “土10”ドラマの第1弾「ボク、運命の人です。」(土曜後10・00)は第1話(15日)=12・0%、第2話(22日)=9・6%、第3話(29日)=9・2%と推移している。

 “土9”ドラマは昨年7月クール「時をかける少女」、同10月クール「THE LAST COP」が全話1桁台。同4月クール「お迎えデス。」も初回を除き、1桁台と苦戦した。「嵐にしやがれ」がコンスタントに2桁を記録すれば、日テレの年間視聴率3冠王は盤石となる。

 3連続バラエティーとなる前番組「天才!志村どうぶつ園」(土曜後7・00)「世界一受けたい授業」(土曜後7・56)からの流れや“土10”ドラマとの兼ね合いなど、今後の動向が注目される。

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2017年5月1日のニュース