元パリコレモデル 借金1億円で自殺決意も…命つないだソフトクリーム

[ 2017年2月15日 14:31 ]

林マヤ
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 モデル出身のタレント・林マヤ(58)が15日、フジテレビ系「バイキング」(月〜金曜前11・55)にVTR出演。トップモデルとしての華やかな生活から一転、借金1億を抱え自殺を企てた過去を明かした。

 40年前にモデルとしてデビュー。抜群のスタイルを誇っていたものの、髪を刈り上げた個性的なスタイルが受け入れられず、売れない日々を過ごしていた。しかし、ロンドンへ向かう際に立ち寄ったパリで、世界的に有名なカメラマンにスカウトされたことをきっかけに、パリ・コレクションの舞台に。偶然つかんだチャンスをものにして、トップモデルの仲間入りを果たした。

 86年には野菜文化研究家の笛風呂タオス氏(58)と結婚するなど公私ともに幸福の絶頂期を迎えたが、急激な環境の変化に心が追いつくことができなかった。「1万円以外は小銭だと思っていた。毎晩パーティーを開いて、一晩に100万円使っちゃったかな」。気づけば借金は1億円。自宅の電気、ガス、水道が止められ「切なかったですね」と振り返った。

 「自殺しか道がなかった。この世から逃げ出してしまいたいと思った」と、その時、林と夫が車で向ったのは山。「崖のところに停車して、そこからダイブしたら樹海に車ごと突っ込む」状態でいたという。アクセルを踏めば死が訪れる中、「ソフトクリーム」ののぼりが目に入り「最期に食べてみたい」と購入。食べながら夫が「うまい」とつぶやいたことで「もう1回やり直そう」と生きることを選んだ。

 その後、借金を完済。現在は茨城県守谷市に住み、農園で野菜を栽培しながら引き続きタレントとして活動している。「失敗があったから今がある。等身大がいいな。身の丈で生きていきたい」。最後は夫婦笑顔で声をそろえていた。

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