あの頃のローラ 新しい母は中国の人 言葉分からずいつも緊張 将来は「学校つくりたい」

[ 2017年2月15日 21:43 ]

モデルでタレントのローラ
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 モデルでタレントのローラ(26)が15日に放送された日本テレビ「1周回って知らない話」(水曜後7・00)に出演。子供の頃バングラデシュから日本に渡って苦労したこと、そこから生まれたという将来の夢について初めて明かした。

 「結婚して、本当に幸せになるっていうのが、人生の一番の楽しみ。(料理を勉強しているのも)良いママになりたいっていうのがはじまり」と話すローラに、「親友」だという漫談家の綾小路きみまろ(66)がVTRで“秘密”を明かす。「小さいころローラは裕福ではなかったので、友達が持っているものを自分だけ持っていないとか悔しい思いをしたこともあったらしい。だから将来、恵まれない人たちに何か教えてあげられるような施設、学校を作りたいと話していた」。

 「もう、何で言うの。まろまろめ〜。ぷ!」とおどけるローラだが、今まで話したことがなかったという子供時代について語り始める。

 父に連れられ、バングラデシュから日本に渡ったのは7歳のころ。双子の兄と3人で来たのだという。「家族っていっても、お母さんいなくて。新しいお母さんは中国の人で」小学校では日本語、家では中国語。どちらもまったくわからない。唯一話せたのはベンガル語だが、父親はほとんど家にいない。家賃数万円の団地で暮らしていたが、家の中でも常に緊張していたと明かす。コミュニケーションは、とにかく身振り手振りで行っていた。

 「苦しかったけど、あの頃に戻りたくないって思わないの」というローラ。「言葉もしゃべれないし、肌の色もみんなと違うし。でも、いじめられたことが1回もないの。温かい人たちばっかりで…」今でもとても感謝しているのだという。悔しかったこともあるし、言葉が分からなくてもどかしい思いをしたこともあったけれど、「よし、超えてやるぞー、というか。“強いパワー”になって後からやってくる。そういう経験があったから、今の自分もいるのかな〜」と語る。

 後にモデルとしてデビューしたローラは、「ベストジーニスト」も「ネイルクイーン」も3年連続グランプリで殿堂入り。きらびやかなファッションに豪華な手料理、海外でのプライベートショットなど、おしゃれな私生活満載のインスタグラムは、フォロワー数420万人にのぼる人気ぶりだが、「夢を持ってる人とか、少しでもヘルプができたらいいなって。今、自分ができるのは何かなって考えてる」と、いつもの笑顔の奥に秘めた大きな夢を明かした。

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2017年2月15日のニュース