新海誠監督「君の名は。」2冠 12年ぶりアニメ賞は「この賞が道を照らしてくれた」

[ 2017年2月15日 20:58 ]

毎日映画コンクール表彰式

アニメーション映画賞、映画ファン賞を受賞しブロンズ像を手にする新海誠監督
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 2016年度(第71回)毎日映画コンクールの表彰式が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた。

 興収240億円を突破し、歴代4位のメガヒットとなった「君の名は。」はアニメーション映画賞と日本映画ファン賞を受賞。新海誠監督(44)は、「ファン賞は観客に選ばれる賞なので、見ていただきたくて作っている身としては何よりもうれしい」と表情をほころばせた。

 04年に「雲のむこう 約束の場所」でもアニメーション映画賞を受賞しており、「あの時は、この賞にふさわしい映画を作りなさいと背中を押されたんだと思う。“君の名は。”まで歩いてこられたのも、この賞が道を照らしてくれたおかげ」としみじみ。

 ヒットの要因は本人にも解析できないそうだが、既に新作の準備に取り掛かっており、「アニメは時間がかかるので、3年に1本作れれば。大変だと皆に言われるが、1本1本全力で命懸けで、観客が見終わった後に、これが見たかったというものを探っていきたい」と意欲を見せていた。

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2017年2月15日のニュース