高校生6人組リトグリ“公約”武道館公演を実現 次は海外進出

[ 2017年1月9日 05:36 ]

日本武道館公演を行ったリトル・グリー・モンスター(左から)かれん、MAYU、芹奈、manaka、麻珠、アサヒ
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 現役女子高生ボーカルユニット「Little Glee Monster(リトル・グリー・モンスター)」が8日、初の日本武道館公演を行った。

 2014年10月にメジャーデビューした平均年齢17・3歳の6人。「全員が高校生のうちに武道館に立ちたい」と公言してきたことを実現した。3年生の芹奈(18)は「夢の武道館。みんな楽しもうね。一瞬一瞬を見逃さないで目に焼き付けて」と呼びかけた。

 メンバー全員が絶対音感を持ち、それぞれメインボーカルを担当できる歌唱力が武器。初の“聖地”でも臆することなく、アカペラで、平原綾香の「Jupiter」やGReeeeNの「愛唄」などをカバー。ヒット曲「好きだ。」や、最新アルバム「Joyful Monster」の収録曲「はじまりのうた」など25曲を熱唱し、武道館に力強く美しいハーモニーを響かせた。

 昨年10月に発売したチケットはわずか1分で完売した。客席を360度開放し、武道館最大の1万3000人を動員。観客は同年代が目立ち、最年少メンバーのmanaka(16)と親交が深いリオ五輪卓球女子団体銅メダルの伊藤美誠(16)の姿もあった。

 13年の結成当時からの大きな夢は、20年東京五輪の開会式で歌うこと。デビューからわずか2年3カ月で武道館公演という夢をかなえ、次なるステップは海外進出。「武道館は通過点。東京五輪で歌うために、世界で活躍する日本人アーティストになりたい」とmanaka。関係者によると、米国進出プランが進んでいるという。

 東京五輪まであと3年。“リトグリ”は一つ一つ着実に目標を達成しながら、五輪の舞台にふさわしいグループへと成長していく。

 ◆Little Glee Monster 芹奈、manakaのほか、アサヒ(17)麻珠(18)MAYU(17)かれん(18)の6人組。ソニーミュージックとワタナベエンターテインメントによる「最強歌少女オーディション」で選ばれた。13年結成。14年10月にシングル「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。「ソニー損保」のCM曲「Happy Gate」などでお茶の間におなじみ。

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2017年1月9日のニュース