キダ・タロー氏 ピコ太郎に「うらやましい」音楽性絶賛も見た目酷評

[ 2016年11月23日 16:08 ]

「PPAP」が記録的なヒットを見せているピコ太郎
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 「浪花のモーツァルト」こと作曲家のキダ・タロー氏(85)が23日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にVTR出演。世界的なヒットとなっているピコ太郎の「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」を音楽的に分析し、空前の“ピコ太郎フィーバー”に持論を述べた。

 番組ではピコ太郎を大特集。全米ビルボード「HOT 100」の77位にランクインされるなど世界的なヒットを記録している「PPAP」のヒットの要因を探るべく音楽生活は65年を超えるキダ氏に分析を依頼。3000曲以上を手掛けた大作曲家は“ピコ太郎フィーバー”を「うらやましい。お金儲けですやん」と羨望のまなざしを向けた。

 人気歌手ジャスティン・ビーバーが同曲をツイッターで紹介したことを引き合いに、「有名なミュージシャンが褒めたんでしょ。それあったらごっつい“ひき”やからね」とヒットするうえで大きな役割を果たしたことを再確認。自身が現在、褒められたい有名人には「トランプ」とアメリカの次期大統領の名前を挙げた。

 音楽性については「“わらべ歌的なラップ”という感じで受け止めてます。言葉遊びですね。だからメロディーというものがあまり発生していない」とまじめに分析。「すごいですよ。言葉とリズムとセンスといろんなものが組み合わさって…。非常にセンスをお持ちです」と称賛し、終始同じリズムが続く同曲だが、「歌詞が非常に面白くなければついていけない」と歌詞の秀逸さを強調した。しかし、ピコ太郎の独特な見た目については「嫌いやねん。あんなおっちゃん道歩いとったら、ほんまに腹立つ。大嫌い」と苦々しく語り、手厳しかった。

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