「荒野の七人」ロバート・ボーン氏死去 ガンマン最後の存命者

[ 2016年11月13日 05:30 ]

死去したロバート・ボーン氏(AP)

 テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」や映画「荒野の七人」などで知られる米俳優のロバート・ボーン氏が11日、急性白血病のため、ニューヨーク市内の病院で死去した。83歳だった。

 1932年にニューヨークで生まれた。両親とも俳優だったが生後半年で離婚、中西部ミネソタ州ミネアポリスの祖父母に育てられた。カリフォルニア州立大在学中から演劇を志し、57年に映画初出演した。

 60年には、黒澤明監督の「七人の侍」をリメークした西部劇映画「荒野の七人」にスティーブ・マックイーン氏、チャールズ・ブロンソン氏(ともに故人)らとともに出演。同作でガンマンを演じた7人で、最後の存命者だった。

 64~68年に放送されたテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」に主演。国際諜報(ちょうほう)機関アンクルのエージェント、ナポレオン・ソロを演じた。同シリーズは日本でも66年から70年まで放送され大人気となった。

 78年には「権力と陰謀」でエミー賞助演男優賞を受賞。草刈正雄(64)の主演映画「復活の日」(80年)にも出演した。

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2016年11月13日のニュース