早ければ2018年に「神戸繁昌亭」建設 上方落語協会がメド示す

[ 2016年10月22日 06:55 ]

 上方落語協会は21日、大阪市内で臨時総会を開き、天満天神繁昌亭に続く神戸・新開地の寄席「神戸繁昌亭(仮称)」の建設は早ければ2018年とのメドを示した。兵庫県や神戸市、新開地周辺地区まちづくり協議会、協会が検討する建設。兵庫県などが国の補助金を活用して動いた場合の賛否を協会員256人に問う投票があり、賛成多数で推進が決まった。

 「東の浅草、西の新開地と呼ばれた」。桂文枝会長(73)が指摘するように、新開地はかつて芝居小屋や映画館が立ち並ぶ日本有数の歓楽街だった。そこで「落語がお役に立てたらいい」と文枝会長。新開地駅北側の商店街の一角が候補地。「若い人(落語家)が少しでも話す場所が増えれば」と話し、地元・神戸市兵庫区出身の桂あやめ(52)を中心に建設準備を進める。「メド?今から動きだしても2年はかかるでしょう」とあやめは見通しを明かした。

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