三船敏郎さん孫が秘話明かす「きれい好きだった」京都国際映画祭開幕

[ 2016年10月13日 19:40 ]

「京都絵国際映画祭2016」で舞台あいさつした名取裕子と三船力也氏
Photo By スポニチ

 「京都国際映画祭2016」が13日、京都市内で開幕し、オープニング作品として故三船敏郎さんのドキュメンタリー映画「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」がプレミア上映された。舞台あいさつには三船さんの孫でプロデューサーの三船力也氏(28)が出席し、祖父の貴重な素顔を明かした。

 小学生時代、よく祖父宅でご飯を一緒に食べていた力也氏。学校を終えて午後5時ごろに祖父の家に行き、夕飯までの2時間は「セサミ・ストリート」などのこども番組を三船さんと並んで観ていたという。そのときも「サムライのようなびしっとした姿勢で、幼い僕にもドスのきいた男らしさをみせていた」と笑顔。「スキがなく、変な写真とかは1枚もない。カッコいいおじいさんでした」と振り返った。

 また、「祖父は本当にきれい好きだった」と回想。「家では刀を(カーペット・クリーナーの)“コロコロ”に持ち替え、常に持ち歩いていた」と言って、笑わせた。

 女優の名取裕子(59)も、「事務所の玄関で掃除をしている三船さんの姿をお見かけしたことがある」と告白した。本作を鑑賞し、あらためて三船さんの魅力にノックアウトされた様子で、「作品もすばらしいけど、サムライじゃない時もステキ。普段の私服姿のカッコよさにシビれました。日本にこんなカッコイイ男がいたのかと感動した」と興奮気味に語った。

 同映画祭ではこの日、オープニングセレモニーを世界遺産・二条城で行い、女優・ともさかりえ(37)や歌手・内田裕也(76)らも出席した。16日まで京都府下の各所で開催される。

続きを表示

2016年10月13日のニュース