長嶺超輝氏が見た室橋裁判官 薬物歴明かしたことを評価

[ 2016年9月16日 05:30 ]

高知東生被告判決公判

(9月15日 東京地裁)
 「裁判官の爆笑お言葉集」などの著書があるフリーライターの長嶺超輝氏(41)は、担当した室橋雅仁裁判官について「被告の目線に立って人間味ある説諭をする方で、今回は簡潔にまとめた感じ」と語った。

 長嶺氏によると、室橋裁判官はしばしば自身の体験を例に出して説諭をするという。これまでで印象に残っているのは、パチンコ依存症が原因で詐欺関連の罪を犯した被告に対し、自身のパチンコに関する失敗談を披露して説諭したケースという。今回は体験談はなく、「高知被告とシンクロする部分が少なかったのでは」と推測。一方で「あなたは30年以上の薬物使用歴を明かしてくれた。それは人生をやり直したいという思いがあなたの背中を押したからでしょう」と話した部分には「文学的で人情味ある室橋裁判官ならでは」とした。

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2016年9月16日のニュース