橘家文左衛門 三代目文蔵襲名「すでになったつもり」

[ 2016年9月7日 05:30 ]

21日に三代目橘家文蔵を襲名することになった橘家文左衛門(左から3人目)と(左から)後見人の春風亭一朝、林家木久扇、落語協会会長の柳亭市馬

 落語家・橘家文左衛門(54)の「三代目橘家文蔵襲名披露会見」が6日、都内で行われた。15年前に心不全のため他界した先代は軽やかで柔らかな高座が特徴だった。一方の文左衛門は好対照の豪快な話しっぷり。「師匠の芸に近づくというより、この名前を多くの人に広められるように頑張りたい」と抱負を語った。

 21日の東京・上野の鈴本演芸場での寄席から襲名するが「私としてはすでに文蔵になったつもり。4日のイベントでファンの方に“文蔵”とサインを書いたら“いや、あなたまだ文左衛門でしょ”と突き返されました」と照れ笑いだった。

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2016年9月7日のニュース