五輪視聴率、NHK独り勝ちも…日テレは“五輪見ない層”取り込み善戦

[ 2016年8月23日 11:25 ]

日本テレビ「家売るオンナ」の主演を務める北川景子

 リオデジャネイロ五輪が21日(日本時間22日)に閉幕し、開閉会式や競技中継全番組の視聴率が23日、判明。NHKがトップテンのうち、9番組を占め、独り勝ちとなった。。民放では唯一、TBSが14日午後9時から中継した女子マラソンが22・6%でベストテン入りした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 競技別では男子マラソンが“金メダル”だった。カンボジア代表のタレント猫ひろし(39)に注目が集まり、女子マラソンがあった14日はSMAP解散発表の日で、TBSの五輪キャスターを務めた中居正広(44)の存在が高視聴率の一因となったとみられる。

 上位10傑には入らなかったが、開催期間中の民放では日本テレビが健闘した。14日にTBSが生中継した女子マラソンの同時間帯に放送した「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)には、お笑いタレントの今田耕司(50)が12年ぶりに出演。視聴率は15・0%と前4週平均の14・0%を上回った。

 男子マラソンと同時間帯となった21日も「行列―」は15・1%、「おしゃれイズム」(日曜後10・00)は12・1%と前4週平均を超えた。ドラマも各局ともに1桁台が続く中、17日の「家売るオンナ」(水曜後10・00)は11・6%と2桁回復。他局では4連覇に挑む伊調馨ら女子レスリングの試合が放送されたがドラマで善戦。五輪以外の番組を楽しみたい視聴者をうまく取り込んだ形となった。

【1】23・7%「陸上・男子マラソン」21日NHK総合
【2】23・6%「開会式」6日NHK総合
【3】22・6%「陸上・女子マラソン」14日TBS
【4】22・0%「競泳・男子400m個人メドレー決勝」7日NHK総合
【5】20・7%「レスリング決勝~表彰式・女子フリースタイル59キロ級」18日NHK総合
【6】20・6%「卓球女子団体準決勝・日本×ドイツ」15日NHK総合
【7】19・1%「卓球女子団体準々決勝・日本×オーストリア」14日NHK総合
【8】19・1%「卓球男子団体決勝・日本×中国」18日NHK総合
【9】18・5%「競泳準決勝・男子100m平泳ぎ/決勝・女子400m個人メドレー」7日NHK総合
【10】18・2%「陸上・男子4×100mリレー決勝」20日NHK総合
※ビデオリサーチ調べ、関東地区。放送分数が15分以上の番組。

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2016年8月23日のニュース