芥川賞に村田沙耶香さん「コンビニ人間」 直木賞は荻原浩さん「海の見える理髪店」

[ 2016年7月19日 20:24 ]

 第155回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は村田沙耶香さん(36)に、直木賞は荻原浩さん(60)の「海の見える理髪店」にそれぞれ決まった。

 村田さんは千葉県出身。2003年に群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー後、野間文芸新人賞や三島由紀夫賞を受けた。受賞作は、コンビニでの長年のアルバイト経験を生かして書いた意欲作。初めての候補での受賞だ。

 芥川賞選考委員の川上弘美さんは「過不足のない描写力とユーモアがある。今でなければ書けない作品」と講評した。

 荻原さんはさいたま市生まれ。広告制作会社などを経て、1997年に小説すばる新人賞を受けデビュー。「明日の記憶」は山本周五郎賞、「二千七百の夏と冬」で山田風太郎賞。5回目の候補で直木賞に輝いた。受賞作「海の見える理髪店」は父と息子、母と娘などの関係を、時に温かく、時に切なく描く6編を収録した短編集。

 直木賞選考委員の宮部みゆきさんは「圧倒的な読み心地の良さがあり、一つ一つが心に残る短編集だ」と評価した。

 贈呈式は8月下旬、東京都内で開かれる。賞金は各100万円。

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