宝塚トップスター龍真咲 最後の舞台も「思う存分、生きた」

[ 2016年7月19日 12:05 ]

サヨナラショーをする龍真咲

 宝塚歌劇団月組トップスター・龍真咲が18日、兵庫・宝塚大劇場でサヨナラ公演「NOBUNAGA<信長>/Forever LOVE!!」の千秋楽を迎え、初舞台から約16年慣れ親しんだ本拠地に別れを告げた。

 最後の大階段は「卒業する日にこれを着るのが夢だった」と、王道の緑のはかまでゆっくり降り立ち「今、とても幸せに感じております。私はここで思う存分、生きてきました」とあいさつ。「ウルっと来る瞬間もなかった」と振り返るほど、満面の笑みでのラストステージとなった。

 6回も繰り返されたカーテンコールでは、関西人らしく爆笑の連続。ファンに「私たちのために朝早くから、公演を見ては泣き、笑い、忙しい一日ですね」。「この日が本当に来てしまった。腹をくくり…。きっぱり辞めさせていただきます。もうここでは二度と会いませんから」などと“男らしく”宣言、しんみりした瞬間はみじんもない龍らしいしめくくりとなった。

 終演後には猛暑にもかかわらず、約6000人ものファンがサヨナラパレードに駆けつけ最後の勇姿を見守った。龍は9月4日、東京公演の千秋楽を最後に退団する。

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