向井理 3年ぶり舞台出演が決定!念願の蓬莱作品「星回帰線」

[ 2016年7月13日 18:15 ]

舞台「星回帰線」に出演する(左から)奥貫薫、向井理、平田満、野波麻帆

 俳優の向井理(34)が3年ぶりに舞台に出演する。蓬莱竜太氏(40)作・演出の「星回帰線(ほしかいきせん)」(10月1~30日、東京芸術劇場シアターウエスト)。劇団「モダンスイマーズ」の作・演出や舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」などで知られる脚本家・蓬莱氏の作品に、向井が出演を熱望し、実現した。

 地方にある恩人の家を訪ねる三島(向井)。そこには、天体を観測しながらの自給自足の生活があった。しかし、三島には楽園に思えた共同生活に、次第に歪みが生まれる…。

 共演は奥貫薫(45)野波麻帆(36)高橋努(37)岩瀬亮(35)生越千晴(23)平田満(62)。

 蓬莱氏は、ビル建て替えのため8月7日をもって一時休館に入るパルコ劇場“最後”の新作舞台「母と惑星について、および自転する女たちの記録」(31日まで)も好評を博している。

 ▼向井理 年に1本は舞台をやりたいと思いながら、気がつけば前回(2013年「小野寺の弟・小野寺の姉」)から3年が経っていました。3年ぶりの舞台が、何年も前からずっと一緒にお仕事をしたいと話していた蓬莱さんの作・演出で叶うということで、自分にとっては本当に念願の舞台です。

 蓬莱さんの作られる、日常の延長の中の会話で世界が動いていくのに、どこか違和感があって、いつの間にか日常がゆるやかに破壊されて、また再生されていくような独特の世界観が面白くて、出来上がった作品からは、役者と演出家がしっかり組んで稽古を積み上げたことが伝わってくる土臭さというか…いつかこの世界の中に入ってみたいと思っていました。今回、登場人物7人と決して多くはない出演者でどういう世界を舞台上に作り、そして壊し、また新しい芽を出せるのか、僕自身もすごくワクワクしながら稽古に挑みますので、ぜひ、劇場に足を運んで、確かめていただけたらと思います。

 ▼蓬莱竜太氏 キャスト陣は信頼できる人しかいないので、とても楽しみです。東京では小劇場で演じてみたいという向井君のチャレンジングな姿勢に僕も乗りました。内容としては、なんでこんなところに来てしまったんだろうと、人間関係でどんどん大変なことになっていく「巻き込まれ型向井君」をお届けしたいと思っています。滑稽だけど胸がヒリヒリするような舞台にします。

続きを表示

2016年7月13日のニュース